受験生の冬休み
クリスマスや年末年始、世間は楽しい雰囲気ですが、中三の受験生にとっては、年が明ければ一気に入試が近づいてきますね。そこで、冬休みをどう過ごすかが受験生には大きなポイントになります。塾の冬期講習に参加する受験生も多いでしょう。同じく自宅学習でも、冬休みはまとまった時間がとれるラストチャンスです。
冬休みの過ごし方のポイントは
- 勉強の目的を明確にする
- 計画をきちんと立てる
- できるだけ朝型にシフトする
入試が近づくと不安や焦りも出てくるでしょう。でも、冬休みはやり残したことに対応する十分な時間があり、巻き返しが可能です!そのため、この時期はあれもこれもと焦らず、自分の課題をしっかり見つめて効率の良い勉強をしましょう。
例えば、苦手教科の克服がまだ必要だと感じているなら、冬休みは苦手克服のラストチャンスと捉えましょう。苦手な単元は基礎問題をやりなおします。「並べ替え」「抜き出し」など苦手な問題形式があるなら、間違えた問題や類似する問題を解きます。できるだけ入試までに苦手意識を減らすという目的をもって、冬休みを過ごしましょう。
また冬休みは、志望校の過去問をやりこんでいくこともおすすめです。朝からまとまった時間を使えるので、リハーサル形式で過去問に挑戦してみてください。
受験生それぞれが冬休みにやりたいことは違っていますから、やっておきたいことを自分で明確にして、計画を立て、勉強を進めましょう。
もう一つ、特に夜型の受験生はできれば少しずつ朝型にシフトしておきましょう。入試は朝8時頃からスタートすることが多いですよね。脳は起きてから3時間ほどで活発になると言われています。夜中に勉強がはかどるタイプの子どもも、入試の時間帯に脳の活動を合わせるため、冬休みは朝から勉強しておくといいでしょう。朝寝坊するほどの夜更かしをやめるだけでもいいですね。
これまで受験勉強がはかどっていない子や計画通りに進んでいない子にとって、冬休みは、まだ巻き返せる時間があります!あきらめないで、勉強を続けてくださいね。
所長・塚松美穂
#高校受験#中学生の勉強#自宅学習#親のサポート