三者面談、うまくいくポイントは?
こんにちは、塾なし受験研究所です。夏の三者面談の時期ですね。私も夏休み中に中学生の娘の三者面談があります。子ども・保護者・担任の三者面談では、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。ポイントをまとめてみました。
三者面談とは?
担任と親子で行う三者面談。学校によって時期や回数に違いはあると思いますが、例えば、我が家の学区の公立中学校は、中学2年までは年に1回、夏休み中に行われています。3年生になると年に3回、三者面談(=進路相談)があります。
三者面談の回数は学校によって差があるかもしれませんが、中3の受験生になると、受験校を決める面談を12月に行っている学校は多いでしょう。この三者面談を経て受験校を決定するわけですから、面談での担任とのコミュニケーションは大切だと感じています。
うまくいく三者面談のポイントは?
面談の時間は15~20分程度と限られています。聞きたいことを忘れてしまったり、つい話が逸れてしまうこともあります。担任の先生と話せるいい機会です。有意義な時間にするために、知りたい内容や質問をきちんとメモをしていくようにしましょう。準備が大切!これが一番のポイントです。
先生によっては子どもと話すことを重視するタイプの先生もいます。子どもに質問して話させようとする先生は、親の前で子どもの言葉を聞きたいと考えているのかもしれません。そのような場合、親が言いたいこと、聞いておきたいことは、タイミングを計って切り出しましょう。
私は子どもの話をさえぎったり、自分ばかり話すことのないように気をつけました。気を配りつつも、モヤモヤが残ることのないように、先生には遠慮せず質問したいですね。
中3の三者面談は進路決め
最初に書きましたが、3年生になると、三者面談が学校との進路相談になります。基本的に3年生は、年に数回行う中学校が多いのではないでしょうか。
特に12月の三者面談は、中3の受験生にとって担任との話し合いで受験校を決める最終面談です。複数校を受験する場合は、担任と出願についての打ち合わせや確認もします。親子で受験校を絞っていく必要がありますね。
三者で行う進路面談の流れですが
- 先生から成績の説明を受ける
- 志望校について子どもの考えを述べる
- それに対する親の考えを述べる
- 先生の意見や参考になる例を聞く
- 検討している高校について質問があれば聞く
- 具体的な勉強法やアドバイスを教えてもらう
このような形で進めるといいのではないかと思います。「主役は子ども、親は伴走」なので、子どもの意思や気持ちを尊重する態度で、隣に座って話せるといいですね。
また、学校が開催する進路説明会にいくと、進路指導の先生と話せるチャンスがあります。部活動の顧問や進路指導の先生、教科担任など、学級担任以外の先生に相談することも、進路決めの際に有効な一つの方法だと考えます。
出願で迷っていることや不安がある場合、相談すれば先生は個別に対応してくれるでしょう。都立を含めた公立受験の場合は、出願後の倍率をみて再出願が可能なため、ぎりぎりまで悩んで受験校を決める生徒が一定数います。候補が2校あってどちらを受験するのか状況で変わる場合は、候補となる高校をきちんと見ておきましょう。両方の説明会にも参加しておく方がいいですね。
出願の手続きやサポートは親の大きな役割のひとつです。先生との三者面談や親子のコミュニケーションを通して、最後に子どもが納得して受験できるようにサポートしたいですね。
所長・塚松美穂
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