合格につながる夏の勉強法

勉強法

こんにちは!塾なし受験研究所です。夏休みに入りましたね。中3の受験生にとって夏休みをどう過ごすかは大きなポイントになります。夏季講習に参加している受験生も多いでしょう。一方、自宅学習メインの受験生にとっても、まとまった時間がとれる夏休み。学力アップにつながる勉強をして「志望校に近づく夏」にしましょう!

夏休みの過ごし方、勉強のポイントは

  1. 勉強の目的を明確にする
  2. 計画を立て可視化する
  3. 予備日を作る

それぞれ説明していきましょう。

1.勉強の目的を明確に

いまの自分に必要な勉強は何か、まずは考えることから始めましょう。夏休みを「どの教科のどの学習に充てるのか」そして、その勉強は何の目的につなっがているのか(なぜやるのか)、自分で知ることが大切です。

苦手な教科や単元の復習、単語・漢字など知識のアップ、問題をたくさん解くなど、それぞれに必要な勉強は実は違っていますよね。自分に必要なことをしっかり選んで取り組みましょう。

個人差はありますが、まとまった時間がとれる夏休みに一般的におすすめしている勉強(目的)がふたつあります。

一つ目は「苦手教科」に取り組むことです。苦手に取り組むのは気が乗らないかもしれませんが、苦手をそのまま残しておくことは入試にはとても不利です。得点が取れていないからこそ、対策をすれば得点アップが期待できることが多いのも実は苦手教科です。

得意になれなくても、基本的な問題は解けるように地道に対策しましょう。苦手教科は基礎ができていないことが多いので、夏は基礎問題をやりこめば秋以降、得点アップにつながる可能性があります。

二つ目は、先取り学習と過去問のチェックです。

●難関校を狙う受験生は「先取り学習」は絶対に必要。(塾でやっていればOK)

●夏休みに一度でいいから志望校の過去問を見てみる

過去問のチェックは難関校であってもなくても、志望校もしく候補になる学校の出題傾向を夏に一度チェックしておきましょう。

過去問を解いてみたい場合は、先取り学習をすることが必要です。実際に、数学などは3年の二学期以降に学習する内容からも入試に多く出題されています。過去問を解き始めるための先取り学習です。

志望校に合格するためには、どの教科、どのポイントで得点を上げていくのか作戦をたてることが重要です。自分の課題を見つけてそのための勉強をすることが得点アップにつながります。苦手を補強することで得点アップを狙うのか、先取りして過去問の傾向をつかみたいのか、得意をもっと伸ばすのか、まずは夏の目的を決めましょう。

2.計画を立てて可視化

いまの自分の課題が見え、夏休みの勉強の目的が決まったら、次はその目的を達成するためのタスク(やること)を考え、目に見える形で計画を立ててみましょう。

例)①夏の目標→英語の強化、数学の先取り学習、過去問に挑戦

②タスク→英語:長文読解毎日1題、音読+知らなかった単語を覚える/→数学:2学期の学習範囲を授業動画で先取り学習

どのツールを使って何をどのくらい勉強するのか具体的に計画を立てます。計画は紙を貼ったりアプリで管理したり、とにかく可視化=目に見えるようにすることがポイントです。計画はなんとなく把握するよりもタスクとして可視化することでやる気が出ます。

計画立てが苦手なら、教科と内容をリストに書き出すだけで構いません。勉強した時間を書き込んでいけば、どの教科にどれだけ時間を使っているかがわかります。書き出してみて教科や学習内容に偏りがある場合は、見直しましょう。

3.予備日で調整

勉強は計画通りには進まないことも多いです。計画通りできなかったときのために、1週間のうち1日を予備日にしておきましょう。そうすればその週に出来なかったタスクは予備日に取り組めます。そうすることで計画の遅れを修正して続けていくことができますね。計画通りに進まないと焦ったり、やる気がそがれたりしますが、予備日があると気持ちが楽です。1週間を振り返って計画に遅れがないなら予備日には好きな勉強をしてくださいね。

夏休みの時間を有効に使って学力アップ、「志望校に近づく夏」にしましょう!

もうひとつ、たいせつなこと

この夏は実際に高校に足を運んで、学校見学や説明会、部活体験などに参加してみましょう。気になる高校はもちろん、受験を考えている高校など第一志望でない学校も含めて、時間がある夏休みは学校訪問をしながら情報を集めるといいですね。

秋以降は候補となっている学校から志望校を絞っていきます。成績が上がった場合、下がった場合はどうするかなどもイメージしながら、夏休みにできるだけ候補となる学校を訪問しましょう。

併願する高校の訪問もお忘れなく。第一志望以外の学校選びもとても大切です。通うことになればすべて母校になるのです。受験生自身が納得して選択した高校を受験して合格後に通えるよう、しっかり準備しましょう。

所長・塚松美穂

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