うちの子は「塾ありor塾なし」?
こんにちは、塾なし受験研究所です。今回は「塾ありor塾なし」うちの子はどっちなのかしらという疑問について一緒に考えてみましょう。
子育てや子どもの教育で親が考えるべき最も大切なことは、「このやり方が子どもに合っているかどうか」ということではないでしょうか。ある子にとってはいい方法でも、他の子には有効だとは限りません。だから塾も向き・不向きがある、ということです。
子育てや教育についての情報はたくさんありますね。取捨選択をして我が子にはどんな方法がいいのかを考えながら、助言・サポートするのが親の役割なのだと思います。
私は、塾なし受験のメリットを子育て中の多くの保護者のみなさんにお伝えしたいと考えていますが、もちろん「塾なし」というスタイルがすべての子どもにいいと考えているわけではありません。
子どもの教育に正解はなく、それぞれに合ったやり方が選ばれるべきです。
ただ、中学生になれば大半の子が通塾している現状があります。皆が当たり前に通塾をする必要はなく、塾なしで「自学」する力をつけて高校受験を突破できる子は少なからずいるのではと思います。
そこで今回は、塾なし高校受験が向いているかどうか、診断するポイントをお伝えしたいと思います。
ポイントは二つ。
- 学校の授業の理解度
- 親子のコミュニケーション力
これらを詳しくみていきましょう。
【1】学校の授業の理解度
学校での授業の内容が大まかには理解できる(肌感覚で6、7割)という学習レベルであれば、その教科は自宅学習で成績を上げることができると思います。
逆に言うと「授業がよくわからない」子どもは、個別塾などで学習内容の理解が必要なことが多いでしょう。
教室の授業だけでは理解が難しくても、個別丁寧に指導を受けることで理解できることがたくさんあります。
苦手な教科がある場合、授業が難しく感じる「数学」だけ塾で、という選択肢でもいいのです。
もちろん、授業の理解度が半分程度でも塾での勉強が好きな子は塾で、塾に向いていない子は自宅学習をメインにして、周りがそうだからと当たり前に塾にいく必要はないと思います。
【2】親子のコミュニケーション力
塾なしで高校受験に挑戦するには、子どものやる気はもちろんですが、親のサポート力が鍵となります。
志望校選びや勉強の計画づくり、スケジュール管理などは親子で取り組みましょう。
模試の申し込みや、参考書選びについても親のサポートがあれば心強いでしょう。
また、子どものやる気も親の言葉や態度で引き出せます。すなわち、塾なし受験では、親子のコミュニケーション力が一番求められるのです。
親子仲が良く、話し合える関係性ができている場合は、塾なし受験に向いていると考えています。
以上2点のポイントに加えて、金銭的な事情や現在の塾や成績に不満がある場合はなおさら、塾なし受験も選択肢の一つとなるのではないでしょうか。
結局のところ、「塾ありor塾なし」どちらがいいのかという議論ではありません。塾に向いているか、塾が必要なのか、自宅学習で伸ばせるのか、子どもにあった選択をすることが一番良い方法だということですね。
塾なし受験のメリットについては、本著で詳しく説明をしています。「塾なし」をおすすめするのにワケがある!それを知りたい方は、ぜひ本著を読んでみてくださいね。
所長・塚松美穂
#高校受験#中学生の勉強#塾#自宅学習